大好きなアニメの雑感①【銀河鉄道999】
こんばんは。
今日は、銀河鉄道999 映画のお話を。
生まれて初めて観に行った映画、それがこの「銀河鉄道999」。
画像は、Amazonプライムでの動画を携帯で撮っています。(Amazonプライムいいですよ)
どうしてもどうしても観たくて。
小学校入学前だったように思います。父に連れて行ってもらった映画。
ちょっと哲郎がカッコイイことにびっくりしたけど(笑)
メーテルと哲郎の旅。 テレビの話とちょっと違った展開。
車掌さんも、クレアさんも。登場人物すべてがすてきだと思って観ていた。
当時入学前。難しい言葉はわからなかった。
とにかく、登場人物が魅力的で、宇宙がすてきで、夢があって。
冒頭でお母さんを人間狩りで殺されて、いきなり孤独になった哲郎。
助けてくれて一緒に旅をしてくれるメーテル。
機械伯爵を殺して、お母さんの仇をとる。
機械の体を手に入れて、永遠の命を手に入れる。
こういう、大きな目的があるから迷いがない哲郎。
まだ小さいだろうに、かっこいいな。と思ったんです。ほんとに。
旅を続けるうちにだんだんと男として成長していく…。そんな風に感じたので。
機械伯爵がいる場所を知るため、居酒屋のおじさんに教えてもらった、トチローという登場人物(ハーロックの戦友、同志)のところへ行く。いろいろと教えてもらった後、病に侵されたトチローに頼まれて、トチローがハーロックの戦艦の心になるためのレバーを操作した哲郎。(死ぬのがわかっていて、最初はできなかったけれど、精神が残ると理解してレバーを操作する) そしてトチローの肉体のお墓を作ってあげていて。
自分で考えて、自分の意志で行動している哲郎がかっこよかった。
時間城という機械伯爵の城のことをエメラルダスから聞き、トチローにいつやってくるのかを聞いてたので潜入できた。アンタレスというお爺さんの協力もあって、無事に機械伯爵を倒す。
そして、その時に、ハーロックとメーテルの前で、ものすごい気づきと決意を話すんです。
永遠に生きることだけが幸せじゃない。生身の体で限りある命だから、人は精一杯生きて、おもいやりや優しさが生まれる。永遠の命になれるからという理由だけで機械の体になんてしてはいけない。機械の体なんて宇宙からなくなってしまえと…。だからアンドロメダの機械の体をただでくれる星に行き、その星を破壊したいのだと。(台詞としては少し違いますが、こういう内容を話します。)
雷に打たれたように、衝撃的だった。
哲郎、すごいって。ほんとにそう思った。
まだ5~6歳だったけど、思ったんです。そして、こうも思った。
哲郎は、限りある命を輝かせて生きたいと思ったんだ!
限りある命だから、そこを大切にしようと思ったんだ! みんなの命もだ!
だから優しくもなれるし、一生懸命生きようと思うんだ!
自分は命を輝かせようと思ってたか? 全然だめだった!
今からでもいい。限りある命を輝かせて生きよう!と。
5歳児が思うセリフじゃないよ~って思うけど、こんな風に思って感動したことを覚えてて。 この映画から、瞬間瞬間を大切にするということを学んだんです。
(親に話をしたら、まだそんな歳のお前に何がわかるって言われましたけどね。)
そして、そして、ハーロックもかっこよくて。
「男には、死ぬとわかっていても戦わなければならないときがある。哲郎はそれを知っていた…。」 と言うハーロック。
戦いって、そういうときもあるんだ! 命を捨てて戦うって、こういうことなのか!とまた感動。(個人的にここの直後、デッキで流れ弾がかすった顔のハーロックがかっこいい!!)
自分の命を輝かせて生きよう。時には命がけで戦いながら。
5歳の私は、そう思った。
そしてそして、ラストシーン。
号泣。
映画が終わって立ち上がれないくらい泣いた。。。
大人になって、ネット社会になって、また観ることができて、改めて人生に大きな影響を与えてくれたアニメ映画だったと思いました。(大人になっても号泣だった)
このラストシーン、哲郎とメーテルのやりとりで涙涙なんですが…
今になって調べて分かったけれど、声優さんたちも号泣で、当時、収録がうまくいかず何度もやり直したんだそう。 音楽も構成も、すべてがすてきな映画。
市川崑監督もかかわっているとは知らんかった…。
だから、他のアニメ映画よりも心に訴えかけるのかなと…。ナレーションが城達也さんで、それがまたいい声で。
まだ見たことがない方に、ほんとにお勧めします。日本の宝です。
ほんとに、人生に衝撃を与えてくれた映画。大切な映画。
何十年たっても色あせない。素敵な映画。
また、思い出したように何度も観ようと思います。(Amazonプライムだと無料)
アニメも、たくさん学ぶことが多い。
生きている限り学べる。それがうれしいですね。
みなさんがおすすめのアニメ。あったら教えてください。
またいろいろ書いてみます。